人物百景、第9話目は、
「長光山 妙蓮寺」住職「山本 玄征」さんです。
名前:山本 玄征
生まれも育ちも妙蓮寺。
長年にわたり妙蓮寺のまちをつくり、その変化を見守ってきた妙蓮寺の第四世住職。
住職の声掛けで始まったラジオ体操
2018年5月12日からスタートした「ラジオ体操in妙蓮寺」は、毎週土曜朝9:00に、妙蓮寺境内で開催されています。(誰でも参加可能)
コロナの影響で一時中止を余儀なくされていたものの、2020年7月より再開。約4か月ぶりのラジオ体操には約30名ほどが集まりました。
酒井:「ラジオ体操は、住職の声がけではじまったのですか?」
「そうそう、私が声掛けして、はじまったんです。
やっぱり「健康が大事」だと思っているんだけど、体操とか運動は 1人だと続かないじゃない??(笑)
だから、私が『ラジオ体操をみんなでやらない??』って、妙蓮寺ニコニコ会に声をかけさせてもらって、商店街が軸になって始めたんですよね。
ラジオ体操の「第一」はもちろんだけど、「第二」までキッチリやるから、いい運動になるよね。でもやっぱり、地域の皆さんが来てくれるのが、一番嬉しいよ。」
お寺でJAZZコンサート!?
「お寺」と「JAZZ」の異色のコラボが実現した「JAZZコンサート」は2009年より開催され
『無料コンサートだけれど本格的なJAZZライブが楽しめる』と評判になり、近年では約2,000人も集まる、妙蓮寺の恒例行事に。
「妙蓮寺の商店街の横山会長が、ジャズレコードを集めるのが好きでね、
まちの活性化のため『お寺で、ジャズコンサートをしたらどうか』と相談を受けて、お寺の敷地を使って開催することになったんですよね。
お天気に恵まれなかった年もあるけど、お陰様で、いつも多くの方が足を運んでくださるイベントになっているよね。」
足を運んでくださる方のことを考える日々
酒井:「住職の1日の過ごし方を教えていただけますか」
「始発電車が動き出すのが、5:10くらいなので、朝早くお寺に来てくださる方のため、4時には起床して4:15頃に本堂を開けます。
それからお寺の周りをぐるっと歩いて点検して、、、
という生活を、12歳くらいの頃からずっと続けています。
そんな感じで気を張っているせいか、風邪も滅多にひかないで元気に過ごせているんですよね。」
住んでるひとが都会だから古くてもいいまち
酒井:「 白楽、妙蓮寺、菊名は、古くから住んでいる人達もいて、落ち着いた雰囲気がありつつも、若い人やファミリーも徐々に増えてきていますが、妙蓮寺のまちの今後についてどのようにお考えでしょうか?」
古い町って、横浜にいっぱいあるけれど、こんなに安心できる街は、なかなか無いと思うんですよね。
通勤圏内なのに、家賃は都心に比べれば高くないし、妙蓮寺って「暮らしに適したまち」だと思うんです。
『妙蓮寺』として私たちが「必要以上にこのまちに対して行うことはない」と思っています。
住宅地としての使命と、商店街や、歴史とのバランスを保ちながら、みなさんといい街づくりがしてこれたと思っていますしね。
だから、これからもお互いに助け合いながら、まちが良い方向に発展していけばいいなと思っていますよ。」
貴重な機会をありがとうございました。
妙蓮寺 縁起
観応元年(一三五〇年)に開山した「妙仙寺」が「横浜鉄道臨港線」の敷設に際して移転する際に、第四十一世住職慈性院日體上人が、妙仙寺の「妙」と、現在の地にあった蓮光寺の「蓮」を合わせ、「妙蓮寺」と改めたのが、現在の妙蓮寺のはじまり。お祀りする日蓮聖人の御尊像は、池上本門寺第二祖日朗上人の九鳳、日像上人の作。
宗教法人 妙蓮寺 代表役員 山本玄征
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有限会社 橘 代表取締役 土屋光廣
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