麻布十番のたい焼きの名店「浪花家総本店」で修行したご主人が営む『たいやきかふぇ 浪花家』さん。
場所はこちら。
(Googleマップより)
老舗の味を守り継ぐ
麻布十番にある「浪花家総本店」 は、明治四十二年に創業後、伝統的製法を守りたいやきを作り続けている名店。
昭和の大ヒット曲「およげたいやきくん」のモデルになったというエピソードでも知られているお店でもあります。
店主の鈴木さんは、その 「浪花家総本店」 で6年間修業をした後、のれん分けをする形で「たいやきかふぇ浪花家」を白楽で開業しました。
一匹ずつ丁寧に焼く「天然もの」
そもそも、たいやきには「天然もの」と「養殖もの」の2種類のタイプがあるのだとか。
「養殖もの」とは、一度に何匹も焼きあげることができる鉄板タイプのもの。
一方、「天然もの」とは、1匹ずつ丁寧に焼き上げていくタイプのもの。一般的に皮は薄皮でサクサクに仕上げ、しっぽまであんこが詰まったものが多く、
何年も修行を積まないとおいしく焼くことができない伝統的な焼き方なのだとか。
たいやきかふぇ浪花家さんは「天然もの」を継承しているため、一匹ずつ丁寧に生地を流し込み、
四時間以上かけて炊き上げた北海道十勝産の自家製あんこを乗せ、
一丁焼きの金型で、ひとつひとつ丁寧に焼き上げていきます。
金型の温まり方によって、焼き上がりも変わってくるため、勘を働かせながら丁寧に焼いていく姿は、正に職人技。
納得のおいしさ 老舗の味
メニューはこちら。
看板商品はもちろん「天然たいやき」。
焼きあがったアツアツのたい焼きと、
たいやきと相性抜群の「抹茶ラテ」をいただくことに。
ほどよい甘味の自家製あんこが、頭の先からしっぽの先まで入っていて、薄い皮がパリッと香ばしい。
流石、老舗のたいやきの味!! 納得の美味しさです。
焼き上げられたたいやきは、お客様が来店しては、次から次へとなくなっていきます。
他にも、麻布十番浪花家総本店のソースを使った「やきそば」。京都の抹茶を使っている「宇治のかき氷」が人気商品なのだとか。
今後、色々なものを試してみたくなりました。
このまちの方のために焼き続けたい
2015年に開業をした鈴木さん。まちの方たちの優しさに触れ、白楽のまちを好きになることに時間はかからなかったと言います。
「まちの方たちに支えられ、今の自分があります。このまちの方たちが、ひと息つけるようなお店でありたいと思いながら、たいやきを焼き続けています。」と、
にこやかな笑顔で話してくださった、鈴木さんがとても印象的でした。
こだわりの天然たいやきと、鈴木さんに出会える「 たいやきかふぇ浪花家 」さん。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
店名 たいやきかふぇ浪花家
住所 横浜市神奈川区六角橋1-19-5
Instagram https://www.instagram.com/taiyakicaff/