人物百景、第6話は
妙蓮寺「CANO」のオーナー高橋 奈央さんに、お話を伺ってきました。
名前:高橋 奈央(たかはし なお)
プロフィール:千葉県富津市で生まれ育ち、大学進学を機に東京へ。
もともと「手作りでものをつくること」が好きだったことがきっかけで、 2011年頃、妙蓮寺でアトリエをOPEN。
持つ人を選ばないシンプルで洗練された帆布バッグを中心に、デザインと制作を手掛ける。プライベートでは旦那さまと一緒に男の子を育てる一児の母という側面も。
「CANO」のバッグは、
カジュアルな帆布を使用しながらも、大人のきれいめの服装でも合わせらるようにつくられたバッグ。
例えばビジネスシーンで、男性がスーツに合わせても”スッと”合うように作られているバッグは、
シンプルだけども『凛』としており、つくり手の高橋さんの人柄を映し出しているようにも感じられます。
そんな高橋さんが、バッグを作る上で大切にしていることや、バッグ作りを始めるに至った経緯など、いろいろお話を伺ってきました。
〈聞き手=酒井〉
好きな深夜番組 | 今は子供と一緒に9時頃寝てしまいますが、 生まれる前は「タモリ倶楽部」好きでした |
ハマってるもの | 最近飼い始めた猫のノワちゃん |
コンビニで買うものは | 子供のお菓子 |
よく開くスマホアプリ | |
好きな洋服のブランド | MARGARET HOWELL (マーガレット・ハウエル) |
息抜きの仕方 | 猫と遊ぶ。あとは夕飯を作りながらお酒飲むのが好きです。 |
最後に泣いたのは | しょっちゅう泣いてます(笑)朝ドラでも泣いてます |
最後に旅したのは | 去年、長野にお墓参りとお友達のところへ |
自分へのご褒美は | 食べることが好きだから、おいしいものを食べます |
※取材が2020年3月中旬だったため、感染予防として、マスク着用でインタビューを行っています。 ご了承下さい。
お友達との出会いに導かれて
酒井:地元はどちらですか?
「地元は千葉の富津市という、横浜からだとアクアラインに乗って行く東京湾の対岸の街で、アサリや海苔が有名な海の街です。
大学は東京の大学に通っていたのですが、卒業後は一旦富津の実家に戻って、地元で働いていました。
そして、その仕事を辞めて、ちょっとだけニュージーランドへ行って、また実家に戻って、、、、
と、その頃は色んなことが、なかなか続かなくて(笑)」
「最初に就職したのは、電機メーカーで貿易業務などをしていました。
その後、また別の会社で派遣社員として働いていた時に、夫と出会い結婚しました(笑)
そして、夫と自分の通勤に便利な菊名に引っ越してきたのが、15年程前になりますね。
菊名付近で住む家探しを始めてから、割とすぐにこの土地に出会って、とても気に入って、家を建てる時にお店ができる設計にしました。」
酒井:外観も店内も、とても素敵ですよね。
「ありがとうございます。
以前、白楽にあったナタネカフェ(現在は閉店)というお店が好きで、そこを中心にお友達ができて。
昨年増築して、今の形になりましたが、最初に家を建てた時に設計をお願いした方も、そこでご縁があった方なんです。
他にもミュージシャン、染織家さん、白楽ベーグルさんなど、ナタネカフェで、多くの方とご縁が生まれました。」
好きなことをシゴトにしたい
酒井:バックの制作をはじめたきっかけは?
「バッグ制作をするために学校に通ったことも、どこかに弟子入りしたこともないのですが、もともと手作りすることが好きで、得意だったんです。
会社勤めや、派遣社員などをしてはみたけれど、組織で働くことは向いていなかった。
『何か自分の好きなことを仕事にしていきたい』という想いが強くて、、、
でも洋服だと、型紙が沢山必要だし、工程が複雑そう。
それに比べると、バッグは直線縫いだけでも形になるので、自分でもできるかなと思って。
まずは、売っているバッグを買ってきて、解体して、
独学で作ってみて、失敗しては作り直して、
を繰り返しました。」
「最初は小さくはじめて、ホームページなども自分でつくって、コツコツとやっていたら、静岡のセレクトショップの方からお声がけを頂いて。
その後、東京や大阪、青森など日本全国からお声がけを頂いて、商品を置いていただけるようになって、、、
少しづつ商品を置いていただけるご縁が増えていきました。
納入先のショップの方とは、ずっと長いお付き合いをさせていただいています。
はじめた時からずっと人とのご縁のおかげで、今があると思っています。」
店名 | cano |
URL | http://cano-atelier.com/ |
住所 | 神奈川県横浜市港北区富士塚2-5-32-1 |
営業日 | http://cano-atelier.com/news/ ※営業日時が限られておりますのでご確認の上足をお運びください。 |
まずは恒例の『関係ない質問をぶつけてみた』をどうぞ!