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仲良し姉妹が営む、小さなパン屋〈イケダベーカリー 池田・串畑姉妹〉(後編)

人物百景、第12話は、

妙蓮寺と菊名の間にある、小さくてオシャレなパン屋さん、「イケダベーカリー」の池田ちえさんと、串畑ともこさん姉妹にお話を伺ってきました。

名前池田ちえ(姉)
プロフィール
兵庫県生まれ。小学校4年の頃、大倉山に引越してくる。
美大に進学後、Afternoon Teaへ就職し、飲食業を経験。
現在は3人のお子さんを育てるママさん。
名前串畑ともこ(妹)
プロフィール
学生時代は菊名の「おがさや」でアルバイトをし、インテリア業界に就職。結婚を機に同職を退職し、姉とともにベーカリーを起ち上げる。

前編はこちらから

 

「おかえりなさい」と言える仕事のカタチ

酒井:「パン屋さんって、朝が早いイメージなんですけど、1日の流れを教えてください。」

 

ちえさん:「お店の営業時間は火曜と金曜の9:00〜14:00までという、限られた時間ですが、

営業日前日は徹夜でパン作りをしています。

まだ子どもたちに手がかかるので、お世話をしながら仕込みを進める感じで、、

時には夫や両親に手伝ってもらいながら、営業日と休業日のスケジュールを組んでいます。」

酒井:「・・・(絶句) すごいですね・・・

子供の面倒みながら徹夜で、仕込みなんて、、、

想像するだけで恐ろしい、、、しかも毎週、週2日。」

ちえさん:「(笑)

もともと、子供達が帰ってきたときに『おかえりなさい』と言ってあげられる働き方をしようと2人で決めていました。

妹とも、互いの得意分野を活かして協力したら、子育てと仕事を両立して、楽しく働けるんじゃないかと話していて、

試行錯誤の末に、このスタイルに行きついたという感じです。

ただ、営業日も少なく、お客様にはご不便をおかけてしまっていると思っています。

サラッと「毎週徹夜」と話す、ちえさんw

週末は試作をしたり、買い出しをするため、ほっとできるのは水曜日のみと言います。

怒涛のスケジュールをこなしながら、”子育てとパン屋”を両立し続けている姿が垣間見れました。

2人でひとつ、6歳差の仲良し姉妹

酒井:「お二人、すごく仲良しに見えるんですけど、喧嘩とかしますか?」

ともこさん:「そうですね。喧嘩はほとんどしないですね。

年齢が6歳離れているので、喧嘩にもならないというか。2人とも性格が全然ちがうのですが、お互いの違いを認め合っていると思います。

まぁ、姉はこのとおり、『絶対的な存在』なので(笑)、、、6歳差が、ちょうど良いのかもしれません。」

取材中も何度も大爆笑、、、w

「お店がない日も、だいたい一緒に過ごしているし、

誕生日も一緒に祝ったり、旅行も2家族合同の大勢で行きますし、私たちの子供も従兄ではなく兄妹のように育っています。」

とある日の、池田家+串畑家の食卓

お店をはじめて、本当によかった

酒井:「お店やっててよかった、と思うことはありますか?」

ともこさん:「私は接客担当なので、お客様が話しかけて下さることが多くて、それがとても嬉しいです。

うちはお子様連れや年配の方も多いのですが、お店で『どのパンにしようかなぁ』って迷っているお客様の姿もを見るのも好きです。」

ちえさん:「私も良かったと思うことが、色々あるんですが、色々な方と繋がれることが一番嬉しいです。

基本、私は裏にいるので、お客様の顔を見る機会は少ないのですが、子供の友達のお母さんから

『イケダベーカリーさん、行ったことあります!』

って、声をかけてくれることがあったり、

お店をやっていることで、人との繋がりが増えていくので、そこがとても嬉しいです。

自宅で開業しているので公私の境があいまいになってしまい、子供たちに我慢させてしまうこともありますが、

お母さんが働いている姿、を見てもらえるのは、良かったのかなと。

まぁ見てくれてるか、わかりませんけどね。笑」

編集後記

インタビュー中も終始仲の良さが感じられ、笑顔が絶えない池田姉妹。

お二人も相当忙しいはずなのに、

「忙しいママさんが『ランチは手抜きしてパン食べよう』と言う時に利用していただいたり、ほっと安心してもらえるようなパン屋さんでありたい」と話していたり、

パン屋と子育て、両方を心から楽しんでいる姿』が垣間見えたインタビューでした。

 

 

店舗情報
店名 イケダベーカリー
Instagram https://www.instagram.com/ikedabakery/
住所 横浜市港北区富士塚2-8-12