野球少年から、日本一のそば屋へ〈鴨屋そば香　加藤　和巳〉（前編）

落ち着いた上品な雰囲気の店内で、美味しい日本そばが食べられる妙蓮寺の「鴨屋そば香」。

お昼時になると、連日地元の老若男女が集う人気店です。

12年前に、約4.5坪の小さなお店から始まり、

そばの美味しさが、口コミなどで瞬く間に広がって菊名店、白楽店を次々にオープン。 2019年秋には、日吉に4店舗目を開業予定。

着実に事業拡大を成功させている、そば香のオーナー加藤 和巳さんにお話を伺いました。

加藤さんってどんな人？

加藤さんに、そばに関係ない質問をぶつけてみました！

さてさて。

加藤さんがどんな人物かご想像いただけた（？）ところで、いざ本編へ。

そば屋を開店した経緯、修業時代の話、看板商品への熱い想い、

今後の展開についてなどを伺ってきました。

前編・後編でじっくりインタビュー！！
まずは前編をどうぞ！

〈聞き手＝酒井〉

子どもの頃から「そば屋になりたい！」

幼少期はお兄さんの影響で『野球少年』だった加藤さん。

中学校ではシニアリーグに所属し、プロ野球選手の卵として本格的に野球に打ち込む日々を送ります。

『大きくなったらプロ野球選手になりたい！』と思うと同時に、

『周りには、こんなに強いやつらがいるんだ』 ということに、気づいたのもこの頃。

「この頃から『将来はお蕎麦屋さんになりたい』と思うようになりました。 」

なぜそば屋さんに？
何かきっかけがあったのですか？

とにかく小さいころおそばを食べるのが好きだったんです。

その頃、唯一の加藤家の外出が『お蕎麦屋さんに食べに行くこと』だったので、

それがきっかけのひとつでした。

あと、幼馴染のお店がお蕎麦屋さんだったので

よくお蕎麦屋さんに出入りしていました。

「『そばが生活環境の中に身近にあった』 ということもきっかけのひとつですね。」

大学法学部卒業のそば屋さん

高校は、妙蓮寺にある『私立武相高校』へ。

硬式野球部に所属しましたが、大学進学を志し高校二年の夏に退部。

その後、現役で大学に受かることを目標に勉強に専念し、

見事『関東学院大学法学部』に合格。大学へ進学しました。

大学ではなにをされていたんですか？

「力を入れていたのはサークル活動。

自分たちで大学2年の時にサークルを作ったんです。

それで僕が会長をやらせてもらえることになって。」

「小さなサークルですけどね。

大学では学業もですが、仲間に恵まれた4年間でした。」

忘れられない修業時代

大学4年生となり、

周りの友達が就職活動を始める中、ひたすらにそばを食べ歩いていた加藤さん。

『味に惚れ込んだ鎌倉のお店』に出会い、

履歴書を持っていくと、その熱意を買われ修行をはじめることに。

これが、加藤さんの修業物語のはじまりです

沖縄へ武者修行に？？

はい。沖縄では『そばダイニング』で働いていました。

当時は、朝8時くらいから市場で働いて、

終わったら、修行しているお店に戻って仕込みを始めて、夕方5時半から本業のそば屋が営業開始。

24時ラストオーダーで、25時閉店だったので、普通に家に帰ると26時くらい。

そしてまた次の朝8時に市場に行くという、かなりハードな生活を送っていました。

でも、楽しい毎日でした。

後編では、加藤さんが妙蓮寺に開店した経緯、
おそばに込めた熱い想い、加藤さんの夢などをお届けいたします！ 

こうご期待ください！！

後編へつづく！！

後編はこちらから！