今回は白楽駅西口より徒歩2分、
紅茶葉専門店『白楽ティーハウス』さんにお邪魔しました!
もう20年以上営業されているこちらのお店は、元々はご自宅のガレージだったところを店舗に改装したそう。
ご実家の設計をした設計士さんの家作りが、とても素敵だったそうで、同じ設計士さんにお願いしたという、こだわりの店内です。
河野さんはアンティークがお好きで、店内の食器も家具も全てアンティークで揃えられています。
『好きなものに囲まれているので、とても楽しいです』と仰っていたことが、とても印象的でした。
そのような環境を自分で作りお仕事にされているのが、本当に素敵だなと感じました。
紅茶は昔から嗜んでいたという訳ではなく、むしろ実家はサイフォンで豆を挽くような珈琲が好きなご家庭だったそう。
それが、たまたま30年ほど前にジョンカビラさんのラジオで、
『今日、11月1日は紅茶の日です。最近ではティーインストラクターという資格が注目されています』とお話しされているのを聞いて、
「そんな資格があるのか」と、すぐに調べ、1年かけて資格を取ることを決意!
当時、倍率14倍の難関を突破し、無事合格されたそうです。
その後は日本紅茶協会で10年間専属講師として、大使館やデパートなど様々な場所で講座を行ってきました。
しかし、ここでまた河野さんの行動力が発揮!
ふと実際の店舗を持ちたくなり、夏に協会を辞め、翌年6月にこちらの店舗をOPENされました。
協会からは引き止められたそうですが、河野さんの行動力が勝って、こちらのお店をOPENされたそう(笑)
大好きなものを詰め込んだこちらの店舗。
紅茶に関してももちろん、インドやスリランカの農園や工場にも出向いて、厳選された茶葉を取り揃えています。
価格は一般的な販売価格より、おさえた設定にされているんだとか。
デパートなどでは倍の値段で売られていたりするものもあるそう。
パッケージの色が商品によって異なり、ピンクのパッケージはシーズンのお茶。
毎年、味も香りも値段も異なります。
ベージュ・グレーのラベルはブレンドされた紅茶になっていて、安定した味の紅茶が楽しめます。
お茶の木から1番最初に摘み取った茶葉は『DJ1』と呼ぶそうで、
今年はヒマラヤ山脈の丘陵地帯、標高が約1500m前後の場所にあるジュンバナ茶園のDJ1がすごく良かったそうです。
ただ、シーズンごとに仕入れる産地は変わるそうなので、
今シーズンのおすすめの紅茶はどれか、河野さんに伺ってみて下さいね。
紅茶はパッキングしてから3年が賞味期限ですが、白楽ティーハウスの紅茶の賞味期限は1年半、とあえて設定しているそうです。
湿気や匂いを吸い込みやすいため、出来れば少量をパッキングしてもらい、早めに飲み切る方が本来の紅茶の香りをしっかり楽しめるんだとか。
「皆さんは、いい紅茶を少しずつ大切に飲もうとするけど、逆にもったいないことなんです」
とお話しされていたのを聞き、まさに私もやっていた…!と猛省しました(笑)
良いお茶ほど、香りが消えるのが早く、そのまま封をして海苔の缶などに入れて常温で保存するのがおすすめだそうです。
また、紅茶は単体ではなく、お菓子と頂く方が良いとのこと。
実際にお菓子の甘みを口に含みながら紅茶を飲むと、紅茶の渋みが変化して楽しかったです!
ご自宅で頂く際は、お茶菓子も用意すると、より素敵なティータイムになりそうですね。
そして、このような紅茶のお話しを聞くことができるセミナーも開催されているので、ぜひご興味ある方はホームページをチェックしてみて下さい。
白楽ティーハウスの来春のセミナー受付は12月1日からだそうですよ。
現在は、外部からの依頼セミナーは全て断っているとのことで、こちらでしか河野さんの講座は受けることは出来ないそうです。
日常のふとした時間を、より素敵にしてくれる紅茶。
この秋は白楽ティーハウスさんの厳選された紅茶で、より素敵なティータイムを送ってみてはいかがでしょうか。
※白楽ティーハウスは紅茶葉販売店のため、お店で紅茶を飲むことは出来ません。