今回は横浜で一番歴史のある少年野球チーム
『富士塚レディアンツ 少年部』について監督の白水さんにお話を伺いました!
レディアンツの歴史
富士塚レディアンツの創部は昭和21年。
なんと創立から今年で76年目!すごい歴史ですね……!!
創立者はなんと、藤木企業、横浜港ハーバーリゾート協会、横浜エフエム放送(FMヨコハマ)などで会長を歴任されている『ハマのドン』こと藤木幸夫さんとのこと。
富士塚レディアンツの部門は3つに分かれていて
子どもに野球の基礎を教える『少年部』、
勝負の結果にこだわる『青年部』、
青年部を卒業した人でも所属できる『壮年部』があるそうで、
壮年部には、妙蓮寺ニコニコ会の商店街の人たちも多数所属しています。
ちなみに、少年部では女の子も参加可能とのこと。
子どもから大人になっても、ずっと野球を楽しむことが出来ますね!
日頃の活動
活動日数は月に約8回。
土曜・日曜・祝日に行なっています。
篠原小学校や、新横浜少年野球場、岸根少年野球場が主な練習場所です。
岸根少年野球場は、白水さんが小学生の時からずっと使っているんだとか。
富士塚レディアンツで特徴的なのが
『父母の当番』が一切無く『強制的な参加行事も無し』
という点。送迎も乗り合いなどで助け合っているとのことで、忙しい親御さんにとっては、非常にありがたい方法で運営されています。
これは商店街のチームとして発足し、父兄が働いてるのが基本だったため
このような運営方法になりましたが、今の共働きの時代にはとても合っていますよね。
大切にしていること
父母の参加がないので
『子供の世界を、グラウンドの中で作ってあげたい』
と監督が仰っていたのが、とても印象的でした。
大人はそれを見守る役に徹するそうです。
そのため、親に相談できないことを、監督やコーチに相談しにくる子もいるそう。
家庭でも学校でもない、野球チームという『サードプレイス』があるということが、
子どもにとって、かけがえのない心の拠り所になっているのかもしれないですね。
教えたり、サポートをする大人は
「野球が好き、子供が好き、無給で良いからお手伝いをしたい」
という人たちが自主的に集っており、
利害関係がない人たちでチームを支えあっているそうです。
でも、監督が言うには
『お金では買えないものを子どもたちから貰ってるから、私たちはボランティアではない』
のだそう。かっこ良すぎます…!!
また、
・挨拶をきちんとする
・自分の言葉で話す
・本(文字)を読む
・このチームは友達ではなく仲間、仲間は助け合うもの
という藤木会長時代からの教えも、しっかり伝えていきたいとのこと。
『少年部は結果より”過程”が大事、”まじめに頑張ること”を教えてあげたい』
『そのツールが野球』ということであって、
『野球の技術よりも、人間として大きくなってほしい』
との想いで運営をされているそうです。
若手メンバー募集について
現在、絶賛新メンバーを募集中の富士塚レディアンツ。
野球を通して、頑張ることの大切さや、礼儀を身につけることが出来ると思います。
一見厳しいように見えるかもしれませんが、その背景に大きな愛があるのは、監督はじめチームを支えているスタッフの方達と話せば、すぐわかると思います。
そのため、一回入ると辞めるメンバーはほとんどいないそうで、社会人になってもスタッフとして関わるなど、大人になっても支えあえる仲間ができるとのこと。
とっても素敵な考え方に終始痺れっぱなしのインタビューでした。
コロナ禍で色々厳しくなった今の学校では教えづらいことを、
富士塚レディアンツでは体験できるのでは、と感じた取材でした。
気になる方はぜひホームページやSNSから問い合わせてみてくださいね。
富士塚レディアンツ
ホームページ:https://www.radiants-bb.com/