今回は、以前ご紹介した『六角橋プロジェクト』が完成したので、お邪魔してきました!こちらは、元質屋さんだった建物のリノベーションプロジェクトです。
改築前はこのような様子でした。
商品を並べる棚が特徴的な古い店舗でしたが
今回のプロジェクトで、このように生まれ変わりました!
木の温かみがある、素敵な空間!
今回はプロジェクトオーナーの山室興作さんにお話を伺いました。
「こちらの建物は2階建てで、
2階は個室のタイプのワークスペースが4区画、
1階には私が管理・運営しているラウンジと、
中庭、コーヒースタンド、住居区画、さらに蔵があります」
ラウンジはイベント使用のない時は、開放しているそうですよ。
また、このプロジェクトは、元々の建物を取壊して作るのではなく、
以前の建物を活かしながら進めているのが大きな特徴で、
使っていた建具等もパッチワークして使っているんだそうです。
まさに『ロッカクパッチ』ですね!
建物は70年前には既に存在していましたが、資料がなく確実な築年数はわからないそうです。
増築に増築を重ねたアメーバのようなこの建物を改装するのは、とても大変だったようで、
工事の時にはじめて露わになることの連続だったそうです。
職人さんも、大人数が関わると把握できなくなってしまうので、1人のベテランの大工さんにお願いし、工期も長期化していったとのこと。
山室さんは、六角橋は高齢者や子連れの方も多いのに、散歩中に一呼吸つけるスペースがないことが気がかりで、
『自分のできる範囲で、そういったスペースを作りたい』
と思い、このロッカクパッチを作られたそうで、元ショーウィンドウだったスペースを街に開き、ベンチとして活用しています。
こちらは誰でもご利用いただける休憩スペースで、赤ちゃんがハイハイしていることもあるとのこと。
続いて中庭に行ってみましょう!
こちらはロッカクパッチ入居者や神奈川大学などと、地域にひらいたイベントを開催しながら、どのような使い方が適しているのか現在模索中とのことでした。
この建物2階の、個室タイプのワークスペースにはプロダクトデザイナーやローカルメディア運営会社、建築士など、面白そうな方々が入居されています。
さらにラウンジの奥にある、元々質屋で使われていた「蔵」は、
一部をリノベして、お店として貸し出すことも検討されているそう。(取材当時)
そして最後は、コーヒースタンド『Hello from… Coffee』さんをご紹介。
国内外の有名店で修行されたバリスタと焙煎士の2人が初めて開業したこちらのお店。
自家焙煎でクオリティの高いコーヒーが頂けるだけではなく、お茶やフードも楽しむことができます。
『Hello from… Coffee』の『… 』には
自分達以外のなにかと一緒にできるように、という意味が込められているそうです。
まさに山室さんがロッカクパッチに込めた想いにも重なりますね。
こちらの施設が出来たことで、六角橋商店街とのつながりも深くなったそう。
『ロッカクパッチのような、様々な人が重なるスポットは、拠点のあり方として面白いのでは⁉と思っています。人が集まって、コーヒーやラウンジでつながり、六角橋がもっと面白くなってもらえたら、と思っています。』
六角橋がさらに魅力的な街になっていきそうですね!
新しく出来た注目スポット『ロッカクパッチ』
ぜひ足を運んでみてくださいね。
ロッカクパッチ
神奈川県横浜市神奈川区六角橋1丁目12−22
Hello from… Coffee