港北図書館の初めての取り組みとなる“港北の小学生がえらぶ本”の結果が発表された!とお知らせいただき、港北図書館にお邪魔してきました。
(Googleマップより)
出迎えてくださったのは、
港北図書館司書の鈴江さん。今年に入って、港北図書館に異動され、横浜市立図書館100周年事業の一環として今回『港北の小学生が選ぶ本』というイベントの担当の一人になりました。
プロジェクトの舞台裏
港北図書館に入るとすぐの場所に、特設会場が設けられ展示がされています。(展示は現在終了しています。)
今回実施したのは、港北区の小学生に「おすすめの本」を投票してもらうというもので、これは港北図書館では初めてとなる取り組み。
小学校の司書の方に協力をお願いしながら、
2021年6月25日~7月20日の期間で港北区の全校から投票を募り、
約1か月ほどかけて、職員総出で全部手作業で集計をしたといいます。すさまじい手作業…。
小・中・高の学年別で集計を行い、1,571票から選ばれた「一番好きな本」の結果がこちら。
「長くつ下のピッピ」「スイミー」「ぐりとぐら」と言った、親世代も慣れ親しんだ懐かしの絵本から、
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」「鬼滅の刃」「呪術廻戦」など、最近の人気テレビアニメや漫画からのランクインしたものなど、
子どもたちがどのような本に興味を持っているのか知ることができる結果に。
また、学年によって選ばれた本が全く違う中、
ヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』という本は色々な学年から投票され、幅広い年齢から支持を得ていることが垣間見れました。
書店と連携した取り組み
子どもの活字離れに、一石と投じられればと、まちの書店さんとタイアップを組んでいるのも、今回の取り組みの特徴。
まちの書店さんに1件1件電話をかけ、展示のお願いをし下記書店での展示を実現したといいます。
・ 石堂書店(妙蓮寺)
・ くまざわ書店 アピタテラス横浜綱島店
・ こどもの本のみせともだち(日吉)
・ 天一書房 大倉山店・綱島店・日吉店
・ ヴィレッジヴァンガード トレッサ横浜店
・ ポラーノ書林(菊名)
・ みどり書房(綱島)
・ 有隣堂 トレッサ横浜店
「学校司書の方、まちの書店さんと連携して取り組めたプロジェクト。これからもこのような協力をしながら、読書活動推進をしていければと思っています。
これからの活動にも期待しています!
港北の小学生がえらぶ本 結果発表について
投票期間:令和3年6月25日(金曜日)から7月20日(火曜日)
投票場所:港北区内小学校、港北図書館、港北区役所
菊名コミュニティハウス、大倉精神文化研究所、日吉南学童保育所
総投票数:1,571票(小学校1,485票、図書館71票ほか)