2021年3月27日より開催中の『しゃにむに写真家』刊行記念展。
開催初日の27日には、写真家の吉田亮人さんが在廊し、トークイベントが開催されました。
吉田亮人(写真家)
2017年8月、自身の祖母と従兄弟に関するストーリー「The Absence of Two」を写真集として出版。 日経ナショナルジオグラフィック写真賞ピープル部門最優秀賞(2016)、コニカミノルタ・フォトプレミオ年度大賞(2014)など、受賞多数。
しゃにむに写真家「誰かのために仕事をするということ」
バングラディッシュのレンガ工場や皮なめし工場の労働者、ふたり暮らしの老女と青年など「働く人」や「生と死」をテーマに撮影し、国内外で注目されている写真家のひとり。
「今の仕事をこのまま続けるつもりなの?」——妻の一言が僕の人生を変えた。妻の一言から教員という仕事を捨て、無謀にもこの道を選んだ。専門的に学んだことのない男が、右も左もわかないまま踏み出し、挫折し、傷つき、そして国際的に評価を受けるようになるまでの10年を振り返る。「働くとは何か」「生きるとは何か」について考えた渾身の一冊。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1000
「妙蓮寺にすごい方が来る」と聞きつけ、緊張して会いに伺うと目の前に現れた吉田さんは、笑顔いっぱいチャーミングで優しい雰囲気の方で、わたしの緊張はすぐにほぐれました。
知らなかった世界を知れる
奥様の一言で、教師から写真家へ衝撃の転身。気になる奥さまについてお伺いすると、
「『写真家になれ』なんて、言わないでほしかったです(笑)
でも写真家って『普通に過ごしてたら知らない世界』を見れるから、自分でも驚くくらい、色々な経験をさせてもらってます。」
プライベートでは3人のお子さんのパパであること、吉田家の子育て論や、写真家になる方法などなど。
フランクにお話しをさせて頂いて、私もすっかりファンになってしまいました(笑)。
吉田さん、ありがとうございました。
展示は4月13日まで
妙蓮寺本屋・生活綴方では、吉田さんの写真と『しゃにむに写真家』から抜粋したストーリーを見ることができます。
この部分だけでも見ごたえ十分で、吉田亮人さんのことをもっと知りたくなります。
展示は 4月13日まで です。
世界的な評価を受けている写真家の写真が、私達の地元で見られる(しかも無料) のは、実はかなり凄いことだったりするので、よかったら足を運んでみてください。
『しゃにむに写真家』刊行記念展
日時 3月27日(土)〜4月13日(火)
入場無料
本屋・生活綴方
神奈川県横浜市港北区菊名1丁目7−8
https://tsudurikata.life/