サンドウィッチにクロワッサン、豆かん、どんぶり、キーマカレー……。どれも美味しそう……。
実はこれ、すべて 食品サンプル なんです!
質感や色まで、本物そっくり!すごい……!
こちらは食品サンプル作家のつじやよさんが制作された作品です。
今回はつじやよさんにお話を伺いました!

武蔵野美術大学造形学部通信教育課程油絵学科絵画コース 2011年度卒業
美学校細密画教場 2016年度修了
食品さんぷる畑 10期生 2017年6月~受講中
現在も食品サンプルの教室に通いながら、制作を続けられています。
そしてご自身でも食品サンプルが作れるワークショップを開くなど、
食品サンプルの楽しさを伝える活動をされています。

食品サンプルとの出会い
幼い頃から、レストランのショーケースなどに並ぶ食品サンプルに惹かれていたつじやよさん。
昔から絵を描くことや、ものを作ることが好きだったそうで、
高校生くらいから「自分で作ってみたい!」という気持ちが芽生え始めたそう。
大学卒業後、お仕事をしながら食品サンプルの教室や、細密画の教室に通い始め、
ご自身でも制作を始められました。

食品サンプル作り 〜実在する商品のサンプルを作る〜
つじやよさんは、実在する商品のサンプルを作ることでも有名なのですが、
これは食品サンプルワークショップに来ていたお客さんが
「実際にあるお店の商品を作ってみたい」と言っていたことがきっかけで、
実在するお店の食品サンプルを作るようになったそうです。
現在は、「お茶の子まめ」さん、「キリン食堂」さん、「白楽ベーグル」さん、「焼菓子工務店」さん、「ゆめや」さん、「餃子M」さんなど、
白楽付近のお店の食品サンプルを多く制作されています。
白楽ベーグルさんのベーグルサンド

焼き菓子工務店さんのクロワッサン&レモンケーキ

ゆめやさんの恋する豚めし

キリン食堂さんのキーマカレー

色はアクリル絵の具で塗られているそうで、焦げ目なども細かく描かれていてびっくり!
樹脂は透明なものやマットなものなどいくつか種類があり、素材によって使い分けているそうです。
(パン生地は不透明なもの、漬物は透明感のあるもの、など)
そして、全ての作品は
つじやよさん自らお店に足を運び、
実際の商品からシリコンで型を取って
制作されています。
ケーキ生地の細かい気泡や、野菜の複雑な形などは、
こうした手間をかけて、本物そっくりに再現されているのですね!
場所や人との新しい出会い
身近なお店の食品サンプルを作り続けてきたことで、
地域密着型の食品サンプル作家さん
として活躍されているつじやよさん。
作品を作る上で、お店で働いている方や
ワークショップに来てくれるお客さんとの会話の時間も大切にされています。
新しいアイデアをもらえたり、新しい場所や人との繋がりも生まれることがあるそうです。
食品サンプルの他にも、素敵な細密画も描かれています!


どの作品も、モデルとなっている食べ物への深い愛情が伝わってきます。
実際にお店の商品を食べてみたくなりますね!
今後もお店とのコラボレーションや、食品サンプルのワークショップの予定も検討中とのこと。
つじやよさんの、これからのご活躍、とても楽しみです!
つじやよさんのSNSはこちら!
Instagram→https://www.instagram.com/tsujiyayo